A7の為にスピーカーコードを編む。

 

いつもブログをご覧いただきまして
誠にありがとうございます。

ようやく札幌でも春を感じられるようになり
さっそくウォーキングを開始しました。

本格的に散歩を始めると
一日のスタートは筋肉痛から。(汗)

さて、
先日ご紹介したALTEC A7ですが
もう一度聴く機会がありましたのでご紹介。

音を聴いて
『A7らしさが失われきたかもしれない』と
感じたのが正直な気持ちです。

少しばかり世間話に花が咲く中で
A7に接続されている配線類を確認。

手で触れ、握りしめ、被服の硬さ、
締め付け具合、配線の断面、
素線の太さと編み込みの構造まで。

そしてA7らしさを抑える要因と思える
ケーブルを突きとめました。

前回の日記をご覧ください。

ALTEC A7を聴く。

私が考えている
『このA7スピーカーらしさ』を表現するため
設置されている環境に合わせて
「基音」
「倍音」
「雑音」
と呼ばれている「炸裂音」の
バランスが取れるようなスピーカーコードを
製作する話にまとまりました。

『もちろん趣味の範囲でおこなう
手作りのスピーカーコードです!』

 

それから数日後
さっそく素線選びからスタートしました。

この細い一本の素線を
丁寧に編み込み徐々に太くし
目標のスピーカーコードの太さと構造へ。

目的をもってすすめる作業は
苦しくもあり、辛くもありますが
ワクワクして気持ちが高鳴ります。

気がつくと休日の二日間は
朝から夜中までスピーカー配線造りに没頭。
久しぶりにとても良い気分転換になりました。

 

仕上げは、弊社試聴室にて
オール・ジャンルの曲を再生し慣らし運転。

完全モノラル音源に絞り込み
ステレオ再生による錯覚を排除して
さまざまな項目を検証します。

全ての項目で想像以上に
良い結果が得られたので
完全ハンドメイドケーブルの完成です!

後日、新たなSPコードで
鳴り始めた音についてご報告いたします。