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札幌市内もいよいよ本格的な冬の気配を感じつつあります。
気温はマイナスを刻み始め、家ではストーブは手放せない状態になってまいりました。
さて、先日の日記でご紹介させていただきましたJBL K2 S9500の音の変化の大きさで感じた事は、これほど高額なホーム・オーディオ機材であってもここまで再生されていない周波数帯域(聴こえていなかった音)や音楽情報(空気感や空間情報、演奏者の細やかな演奏のニュアンスやタッチ、テクニック)があったということでした。
その音の変化の大きさに刺激を受け、ついに長年温めてきた回路を数日前から試聴室のシステムに投入しました。
試作品回路はそのままでは使用する事が出来ないため、適切なパーツ類に変更しながら計測と試聴を繰り返します。
そして音を出し始めて1時間ほど経過した頃に、今までの視聴室のシステムでは感じた事がないピアノの鍵盤を叩く細やかなニュアンスと低音鍵盤の音の厚さと力強さを感じ始めました。
目標は、正確な音楽情報量を私の回りで一番志の高い音を奏でていて、私に大きな刺激を与えてくれたJBL K2 S9500に定めました。
Jazzを奏でる為にだけ組み上げられた専用システムですので、Jazzと言うジャンルの音楽再生ではかなう筈もありません。
しかし、オーディオ再生に要求される基本的なスペックと評価項目や要素では、これから発売される ”basisシリーズで強固な基礎” を造り上げた新たな試作回路は、決して劣っていないと感じます。
中音量位までならば、演奏者の指先のタッチや楽器の音の消え際などの細やかな再現性では勝っているのかもしれないと感じるほどです。
これで、先日の日記で書かせていただきました 『ピアノ楽曲を聴き比べる。』 の謎の解明に一歩近づく事が出来そうです。
いつの日か、このシステムでJBL K2 S9500を超えられるとようなモノが出来上がるかも!?とワクワクしています。