S9500の音の変化に刺激される。

 

いつもブログをご覧いただきまして
誠にありがとうございます。

ここ最近は暗いニュースが続きますが
この冬を安全に乗り越えたいものです。

気を抜かずに
社内での手洗いうがい換気を
徹底したいと思います。

さて、先日のお話から。

私が通うJazz喫茶に設置されている
JBL Project K2 S9500の音が
店を訪れる度に変化していることに
気がつきました。

https://audio-heritage.jp/JBL/speaker/s9500.html

 

 

思いかえすと・・・
「この2か月余りの間に
ドンドン音が良くなってきている!」

この音の変化は
『プリ・アンプを交換したのかな?』
機材を眺めましたが何の変化もない。

『信号ケーブルを交換したのかな?』
しかし、壁をはがして改装工事を施した
形跡もありません。

珈琲を一口含みながら
満足度が増した音に聴き入ります。

それにしてもこの尋常でない音の変化
一体どうしたのでしょうか?

どこまでも延びる低音と高音!
バランスのとれたトーン・バランス!
膨らみを感じていた楽器の音も
見事に解消されています。
それに伴い立体的で自然な定位も
感じられます。

『楽器の温かさや柔らかさが増して
なんて生っぽい音なんだろう。』

しかし、今回は前回伺った時と比べて
音の変化が余りにも大きすぎる。

何かおかしい、気になる!

改めて店内の機材を見渡してみると
SPの間に置かれているアンプ・ラックの中に
記憶にない機材を見つけてしまいました。

好奇心に押され機材の方へ歩みよると
背中にお店のオーナー様の視線が・・・

『”決して手を触れないでください。”』
と貼り紙があり、もちろん手は触れておりません。

しかし、触れない反動からなのでしょう
私は、ついにその場に膝を折り
舐め入るようにその機材を見つめてしまう。

機材に貼られているステッカーには
”〇○〇〇〇〇Jazz倶楽部 謹製”
と書かれています。

『えっ、謹製!
心を込めて貴方に贈ります。』
そんな思いが込められた逸品らしいのです。

初めて目にした機材のパネルには
いくつかのスィッチが見えます。

ケースの天板には通気用の穴もなく
空冷ファンもないことから
熱を発生する機材ではないようです。

『たぶんこれは〇〇を備えた
〇〇かも知れない?』

『それも相当に強力で
しっかり煮詰め追い込まれた物でないと
こんなに心身になじみ
沁みこむ音は出ない』

ただひたすら・・・『良い!』
特に、この低音の全てが勉強になります。

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その後、あの出音に刺激を受けてから
試作室の中に籠り新たな可能性と
向き合い始めました。

おかげさまで部屋の中は
新たな試作品の山だらけです。

”何かが生まれるのか、生まれないのか?
”生み出せるのか、生み出せないのか?” 

気長に取り組んでいきたいと思います。