バッテリーにキャパシタを追加しても良い?

 

今日は、お客様からのお問い合わせ内容についてご紹介します。

オーディオ機材にPoint2を使用して効果が体感できているというユーザー様からですが、
今よりも更にオーディオの音を良くするために、上流であるバッテリーを強化したいとのご相談です。

これからお話しする事は、あまり知られてはいない内容も含みますので、車の電気に拘りたい方の参考になれば幸いです。

 

Q1:『バッテリーにenergyboxfeelシリーズ(Point2/ASUKA)のキャパシタを取り付けても大丈夫ですか?』

 

A:『安全面』から、feelシリーズキャパシタはバッテリーにはお取り付けできません。

通常、車の発電電圧は直流の12V~14.4V程度と言われています。

しかし、オルタネーターやヒューズ・ボックス内のリレーからは、瞬間的に200Vを超える逆起電力が発生することがあります。

feelシリーズキャパシタは、高電圧には対応していませんので、バッテリーにはお取り付けできません。

バッテリー専用のエナジーボックス(Type-R/オルタネータープラス)は、高電圧に耐えることができて、
energyboxfeelシリーズキャパシタが求める電力をバッテリーから生み出す為に力を発揮できる唯一の商品です。

 

 

Q2:『他メーカーのキャパシタをバッテリーに取り付けると電源強化になりますか?』

A :  電解コンデンサーをバッテリーに取り付けるという商品群は、10年以上前から市場に流通しています。
しかし、下記の基準を全て満たしているものでなければ、一時的な電源強化にしかならないことがあり、時間の経過と共にバッテリーの充電を妨げてしまうことがあります。
下記の手順を参考に、ご自身で判断してください。

 

1)200Vを超える電圧に対する耐久性があるか。

オルタネーターやヒューズ・ボックス内のリレーからは、瞬間的に200V を超える逆起電力が発生することがあるためです。

 

2)コンデンサを取り付けた後に、長期的にバッテリーを良好な状態に保つことができるか。

下記は、バッテリーが良好な状態であるかを確認する方法です。
車の電気は、時間の経過とともに変化する性質がありますので、一時的な効果で判断してはいけません。

■測定手順

①2週間を一つのサイクルとして、バッテリーの電圧を測定する。
バッテリーは充電されると化学反応を起こして、電気が生まれる仕組みです。
2週間ごとに確認する理由は、電極である鉛が変化するのに時間が かかるからです。

②エンジンOFFの状態で、バッテリーが安静状態での電圧を測定してください。
12.5V台後半以上の電圧があれば正常な状態です(気温やバッテリー自体の温度によっても変化します)

③エンジン始動時の電圧を測定して下さい。
エンジンONの状態で、エアコンとオーディオOFFの状態にして、バッテリーの電圧を測定してください。
エンジン始動時には電圧が高くなりますが、水温計の上昇に比例して、電圧が低くなります。
国産車の場合、正常な発電と充電が行われている場合には、電圧は最大14.4V台以上を示す事はありません。

もしも、エンジン始動時に14.4V台を大きく上回る電圧を示している場合には、バッテリーの充電に必要な電流が不足していることが考えられるので、速やかに原因を究明しなければなりません。

 

3)鉛バッテリーの充電に必要な、脈流と呼ばれる鉛を刺激する為のノイズ成分が除去されていないか。

電解コンデンサやキャパシターの性質は、バッテリーの充電に必要な『鉛を刺激する為に必要なノイズ』を除去する働きがあります。
オシロスコープで測定すると確認できますが、電圧テスター等では確認ができません。
このノイズ成分がキレイに取り除かれてしまうと、ゆっくりと時間をかけながらオルタネーターの発電が不安定になりバッテリーの充電に悪影響を与えてしまいます。

 

以上のことから、上記の基準を時間をかけて判断するしか方法はありません。