バッテリーにキャパシタを追加しても良い?

 

※新製品発売により、弊社製品名を
一部変更しております。〈2021/1/27〉

 

本日は、お問合せの多い内容について
ご紹介させていただきます。

オーディオ機材にPoint2を使用して
効果が体感できているというユーザー様。

さらにオーディオの音質を良くするために
バッテリーを強化したいとのご相談です。

これからお話しすることは
あまり知られてはいない内容も含みます。
車の電気にこだわりたい方の
参考になりますと幸いです。

 

Q1:『バッテリーにenergybox
feelキャパシタ(Point2/ASUKA)を
取付ても大丈夫ですか?』

A:安全面を考えてfeelキャパシタは
バッテリーにはお取付できません。

通常、車の発電電圧は直流の
12V~14.4V程度といわれています。

オルタネーターやヒューズ・ボックス内の
リレーから瞬間的に200Vを超える
逆起電力が発生することがあります。

feelシリーズキャパシタは、高電圧には
対応していないのでバッテリーには
お取付できません。

弊社ではバッテリー専用モデルを
ご用意しております。

バッテリー専用basisBT/BT+
高電圧に耐えることができて、

オーディオ用キャパシタが求める電力を
バッテリーから生み出す唯一の商品です。

 


Q2:『他メーカーのキャパシタを
バッテリーに取付けると
電源強化できますか?』

A :  電解コンデンサーをバッテリーに
取り付けるという商品群は、
10年以上前からあります。
しかし、下記の基準を
すべて満たしていなければ
一時的な電源強化にしかならなく
時間の経過と共にバッテリーの充電を
さまたげてしまうことがあります。

下記の手順を参考に
ご自身で判断してください。

1)200Vを超える電圧に対する
耐久性があるか。

オルタネーターやヒューズ・ボックス内の
リレーから瞬間的に発生する
200V を超える逆起電力が発生する
ことがあるためです。

2)コンデンサを取り付けた後に
長期的にバッテリーを良好に保てるか。

下記は、バッテリーの良好な状態を
確認する方法です。
車の電気は、時間の経過とともに
変化する性質があるため
一時的な効果では判断できません。

 

■測定手順

①2週間を一つのサイクルとして
バッテリーの電圧を測定する。

バッテリーは充電により化学反応を起こし
電気が生まれる仕組みです。
2週間ごとに確認する理由は電極となる
鉛の変化に時間がかかるためです。

②エンジンがOFFの時にバッテリーの圧を
測定してください。

12.5V台後半以上の電圧があれば
正常な状態です。(気温やバッテリーの
温度によっても変化します)

③エンジン始動時の電圧を測定する。

エンジンONの状態で、エアコンと
オーディオをOFFの状態にして
バッテリー電圧を測定してください。
エンジン始動時は電圧が高くなりますが
水温計の上昇に比例し電圧が低くなります。
国産車で正常な発電と充電が
行われている時、電圧は最大14.4V台
以上を示すことはありません。

もしも、エンジン始動時に14.4V台を
大きく上回る電圧を示している時は
バッテリーの充電に必要な電流が
不足していることが考えられます。
すみやかに原因究明が必要です。

3)鉛バッテリーの充電に必要な
脈流と呼ばれるノイズ成分が
除去されていないか。

電解コンデンサやキャパシターの性質は
バッテリーの充電に必要な
『鉛を刺激するために必要なノイズ』を
除去する働きがあります。
オシロスコープで測定すると確認できますが
電圧テスター等では確認ができません。
このノイズ成分がキレイに除去されると
ゆっくり時間をかけながらオルタネーターの
発電が不安定になりバッテリーの充電に
悪影響を与えてしまうことがわかっています。

以上のことから時間をかけて
判断する必要があるのです。