『 一音! 』

 

今日も試作室にて、ある楽曲の一音と向き合ってまいりました。

『どうしても鳴り方がおかしい一音があるのです。』

 

曲はウッドベースのソロから始まる曲ですが、『一音目だけが、音が散漫に広がって散ってしまうのです。』

『しかし、二音目からは、明らかに凝縮され芯のある音に変化します。』

 

・・・・一音位に目をつぶっても良いのかもしれませんが、『納得するまでやる!』と、決めて臨んでいる以上は、やり遂げてみせたいと思っています。

 

さて、電源波形と向き合います。 ・・・『ノイズはありません!電源も平坦で申し分なく見えます。・・・しかし…』

これは、再生機材の電源波形、電力はMAX   0.5Aしか消費しない機材なのです。・・・しかし、音として成立していない以上は、疑ってかからなければなりません。

 

通常は、この一音をイコライザーなどを使用して処理するのでしょうが・・・・『私の考えは、違います。』

『この一音を凝縮された音で再現させることが出来れば、二音目以降に大きな違いが現れるはずです』・・・結果はやってみなければわかりませんが、この一音を凝縮した芯のある音で再現してみたいのです。

 

 

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そして、自身の知識の全てを、この一音の為だけに集中させました。

 

やはり、出た音は”リアルです ・・・・『モニター用のヘッドフォンを通して流れ出てくる音は、鳥肌が立ちそうです。』

 

井上陽水さんの「最後のニュース」では、ドレット・ノート独特の、ボディーから出てくる豊かな響きが感じられて、

・・・・・『もしかすると、このギターはマーチンなのかもしれないなぁ?』と、勝手に思いを募らせてしまいます。

声を含めて曲の全てが、今まで体験した事のないクリアーさです。

『・・・・恐るべしです、日本の録音技術!』

 

LEFT ALONEは厚く重厚で、煙草の煙でくすんだ空間に身を置いているかのように感じられ・・・・『もう言葉はいりません。』

ショパンは、明らかに低音側にも高音側にもレンジは伸びクリーアーさが増して、音の強弱と止まる伸ばすがより明確になったことにより、
楽譜と言うものの存在を強く意識させられてしまいました。
『恐るべしです・・・Car Audio! 』