課題曲 Take5の真実!

 

 

 

今回の弊社課題曲の審査基準は、2018年5月に開催されましたSound Meet in 東日本いわきステージ

優勝されましたSound Wakui様 製作の青のランサーエボリューションの音を超えて頂く事です。

http://www.soundwakui.com/

 

正直、これを超える為には、想像以上の困難が予想されますが、Audioは所詮Audio!

『如何に、生演奏の如く, 聴く者を錯覚の世界へ誘う事が出来るのか!』

ここへのチャレンジ無くしてAudioは成立する事はないと信じておりますので、

果敢なるチャレンジ心を込めて、攻めの体制で臨んでいただければと、思います。

 

1)この楽曲の大きな特徴は、1本のMICスタンドに、2本のモノラルMICが約30度の

角度で据え付けられ、  モノラル録音に非常に近いステレオで録音されている事を、

念頭に置いて頂かなければなりません。

 

2)モノラル録音に近いという事は、音像はフロントガラスの1点にピンポイントに集中しますが、

多少のステレオ感を持っています。運転席側から見た時に、フロントガラスを挟んで

室内側からボンネット側(前後)の、いずれかの空間に、およそ横3:縦1 程度の比率で

ステージが映り込みイメージできる事が目標となります。

 

●前回優勝のランサーエボリューションでは、フロントガラス面に横70Cm前後、縦25Cm前後の

 見事なステージが映し出されており、 演奏者の左右の広がり方や前後の重なり方も見事に再現されておりました。

 

3)次に、ステージ上の演奏者に目を向けてみます。

●ご自身がMICスタンドの位置に立って演奏者を見渡しているとお考えください。

 

●演奏者は左右に広がりながら、前後に重なり合って見えます。

 

●特に、左に配置されているシンセサイザー(ピアノの音を出しています)はギター奏者に隠れ、

MICの位置からは全体の姿を確認する事はできませんので、ギターが前、シンセサイザーが後ろ

 の構図が見えます。そして唯一シンセサイザー奏者の方が使用している機材はステレオ・タイプの

SPを 使用しておりますので、再生音はやや広がりを持って、空間に漂います。

 

●右のSax奏者は、どの奏者の方よりもMICに近い距離で演奏されていますので、

どの楽器よりも一番手前で演奏していなければなりません。

そして、ステージ上を微妙に動き回ります。

 

●一番右に陣取るBassは、左利きです。使用しているBassはフレットレスです。

フレットレスBassでスラップ(チョッパー)奏法はできませんので、弦を叩くのではなく、

弦を摘まんで引き上げ、フレットに叩き付けると言う音の出し方をしていますので、

正式なチョッパー奏法とは違うニュアンスの音がしてくるものと思います。

(余り、チョッパー奏法の音に拘り過ぎない方が良いかもしれません)

 

●左から2番目に位置するギターは、テレキャスターです。

ほとんどの皆様は、「ギターの音が聞こえない!」と、おっしゃいます。

「聞こえない!」ではなく、演奏開始からの1分数十秒間は、演奏していないのです。

(裏話では、シンセサイザー奏者の方と打ち合わせをしていたそうです。)

ギターの演奏は時に奥に聞こえ、時に”スカーン!”と、前に飛び出し恐ろしくクリアーな

Soundを奏でています。

『前に飛び出して来た時の音は、物凄くシャープで切れ味最高の日本刀を想像させます。』

 ギターの1弦~6弦の全てが分解して聴こえなければなりません。

 

●センター奥に陣取るドラム演奏が始まると、同時に聞こえるシンバルは、

右側のSPの奥から聞こえてきます。

ほとんどの方は、手前から聞こえておりましたので、ご注意下さい。

 

シンバルが手前で鳴っている場合には、弊社は音が歪んでいる物と判断させていただきますし、

音の立ち上がりに難があり、機材の動作を今一度見直す必要があるものと判断いたします。

高い周波数への瞬間的な電力供給量を上げて対処していただければと思います。

 

●演奏はMICに向かって飛んで来ますので、演奏の直接音は後ろには広がりません。

もしも、後ろに広がった音があるとすれば、それは間接音であり、残響音である。

そして、演奏者が客席に背中を向けて演奏しているものと、判断させていただきます。

 

●演奏はMICを挟んだ形で、奥が演奏しているステージ、手前が客席である事は、

ご理解頂いていると思います。

車室内では、運転席、助手席に座っている人間を取り囲むように観客が騒めき、

動き回り歓喜の声を上げます。

 

『そう、私達リスナーは客席に座り周りの観客と同化し、JazzのLiveと一体化しているのです!』

 

 ●図面では記載しておりませんでしたが、客席には、観客専用のMICが設置されています。

 もちろん、この客席用のMICには、演奏の間接音が録音されていますので、

 客席(車の運転席、助手席)は演奏で満たされます。

 

●良くコンテストでは、「会場のどの位置の、どの席に座って聴いた音を再現しました。」との

 コメントを耳にしますが、本課題曲では、観客席に据え付けられたMICの位置にご自身が座わり

 Live演奏と一体化している様を再現していただきたいと思います。

 よって運転席、助手席の周りでは、観客が蠢き、喧騒が感じられなければなりませんので、

 音楽信号の情報量を如何に拾い上げ、如何に整理されているのかが、 この曲の再現性に大きく係わってきます。

 

 ●このTake5 ,Ver Third Technology の正しい定位と音場は、運転席、助手席(客席側)を

     三角形の底辺とし、フロントガラス、ボンネット側が三角形の頂点側としてイメージできる

     事が正しい音と言えます。

 

●ここまで出音が整ったならば、後は楽器の大きさがイメージできるようにして頂ければと

思います。特にSaxの音像は大きくなりがちです。電力の供給能力を上げ音像を絞ってください。

 

楽曲のダウンロードは、こちからどうぞ。 http://www.third-technology.com/take-five/

 

以上、果敢なるチャレンジをお待ち申し上げます。